【冬の骨折】寒い!いつもの冬服が着られない!ギプスやアームホルダー時の寒さ対策と服装の選び方
- 根本 雅祥
- 2024年11月5日
- 読了時間: 4分
更新日:9月2日

腕や足を骨折してしまった冬。ただでさえ辛い治療生活に、「凍えるような寒さ」と「服がうまく着られないもどかしさ」が追い打ちをかけていませんか?
「セーターやコートの袖が、ギプスに引っかかって通らない…」 「ゆったりした服を着ると、隙間風が入ってきて寒い…」 「寒さで血行が悪くなり、痛みが強くなった気がする…」
この記事では、そんな冬の骨折ならではの切実な悩みを解決するために、以下の3点について、詳しく解説していきます。
なぜ冬の骨折が特に辛いのか?
骨折中でも暖かい、服装選びの3つの基本
その悩みを根本から解決するために開発された「骨折専用の服」
なぜ冬の骨折は特に辛い?寒さがもたらす3つのリスク
寒い季節の骨折は、夏場に比べて身体的・精神的な負担が大きくなりがちです。その理由は大きく3つあります。
血行不良による痛みの増幅:寒さで血管が収縮すると、患部への血流が悪化し、痛みを感じやすくなったり、回復が遅れたりする可能性があります。
重ね着による着替えの困難:暖かくするためには重ね着が基本ですが、片手が不自由な状態での重ね着は非常に困難で、大きなストレスになります。
隙間風による体の冷え:ギプスやアームホルダーに対応するために大きめの服を着ると、袖口や首元から冷たい空気が入り込み、体全体が冷え切ってしまいます。
骨折中でも暖かい!冬の服装選び「3つの基本」
基本1:「前開き」のアウターを主役にする
フリースやダウンジャケットなど、前がジッパーやボタンで完全に開くタイプのアウターは、ケガをしていない方の腕から袖を通し、最後にもう片方を肩から羽織るだけで着られるため非常に便利です。
基本2:インナーは「伸縮性」と「保温性」で選ぶ
体にフィットする保温性の高いインナー(例:ヒートテックなど)は、薄手でも暖かく、重ね着の枚数を減らすことができます。伸縮性が高いものを選べば、着替えの負担も軽減されます。
基本3:「小物」を最大限に活用する
マフラー、ネックウォーマー、レッグウォーマー、厚手の靴下などを活用しましょう。「首」と名の付く部分(首、手首、足首)を温めるだけで、体感温度は大きく変わります。ケガをしていない方の手足だけでも、しっかりと防寒対策をしましょう。
「暖かさ」と「着替えやすさ」を実現する、骨折専用の「あったかトレーナー」
ここまで一般的な工夫を紹介しましたが、多くの方がこう感じているはずです。 「アウターは羽織れても、中のトレーナーやセーターが着られない…」 「結局、家の中では寒いまま…」
そんな、冬の骨折を経験した方々の「暖かくて、しかも着替えやすい服が欲しい」という切実な声から生まれたのが、骨折の方のための専用服「あったかトレーナー」です。
この「あったかトレーナー」は、一般的な服の常識を覆し、「暖かさ」と「着替えやすさ」という、冬の骨折時に最も重要な2つの要素を実現しています。
特徴1:腕を通さずに着られる、革新的なデザイン
最大の特徴は、脇の部分がスナップボタンで大きく開くこと。これにより、セーターのように腕を無理に袖へ通す必要がありません。ボタンを留めるだけで、患部を一切動かすことなく、痛みなく着替えが完了します。
特徴2:優しい肌触りの「裏起毛」素材
内側は、ふんわりと暖かい裏起毛素材。一枚でも十分に暖かく、何枚も重ね着するストレスから解放されます。ゆったりとしたデザインでありながら、袖口や首元はしっかりフィットするため、隙間風の侵入も防ぎます。
特徴3:「考え抜かれた機能性」こだわりのディテール
着替えやすいだけでなく、見た目は普通のおしゃれなトレーナー。左右どちらの腕にも対応し、入院着やパジャマ、普段着としても、ワンシーズン通して活躍します。
まとめ
辛い冬の骨折を乗り越えるためには、体を冷やさないための服装の工夫が不可欠です。
基本は「前開きアウター」「高機能インナー」「防寒小物」を組み合わせる
しかし、室内着の「着替えにくさ」と「寒さ」は大きな課題
その悩みを根本から解決するには、「KIRARERU あったかトレーナー」のような専用の服が最も有効
正しい服装の知識と便利なアイテムを活用し、暖かく快適に、そして一日も早い回復を目指してください。
この記事の執筆者
根本 雅祥(ねもと まさよし)
医学コラムニスト、株式会社エスケア 代表取締役、東京大学大学院 医学系研究科 修了
自身の経験から、骨折や怪我で不便な生活を送る方々のサポートを使命とし、科学的根拠に基づいた情報発信や、生活の質(QOL)を向上させるための製品開発を行っている。