【経験者が語る】骨折のお見舞いで本当に喜ばれるプレゼント3選!避けるべきNGギフトも解説
- 根本 雅祥
- 8月26日
- 読了時間: 3分
更新日:10月14日

ご家族や大切な友人が骨折してしまったと聞き、「何かお見舞いの品を届けたいけど、何が喜ばれるんだろう?」と悩んでいませんか?
「食べ物は制限があるかもしれない…」 「かさばる物は迷惑かな?」 「せっかくなら、本当に役立つものを贈りたい!」
この記事では、骨折の専門家でり、骨折の経験者でもある筆者が「これは本当に嬉しかった!」「心から助かった!」と感じたプレゼントを、3つに厳選してご紹介します。
【厳選】経験者が本当に嬉しかったプレゼントTOP3
第3位:ギプス防水カバー
骨折時にお風呂で使える防水カバー。柔らかくて装着しやすく、ぴったりフィットするので水の侵入をしっかり防いでくれます。入浴のたびに包帯を濡らす心配がなくなるので、衛生面も◎。リラックスしたバスタイムを過ごせる便利グッズです。
第2位:アームホルダー
メッシュ素材のアームホルダー。腕を自然な位置で安定させるデザインで、長時間の装着でも疲れにくいのが特長。固定力と快適さのバランスが良く、日常のちょっとした動作もラクになります。痛みの軽減と動きやすさを両立した便利グッズです。
第1位:骨折専用の着替えが簡単な服
さて、ここまで便利なプレゼントをご紹介してきましたが、経験者が「この人は、私の大変さを本当に理解してくれている」と、最も感動する贈り物がもう一つあります。
それは、骨折中の最大のストレスの一つである「着替え」の悩みを解決するプレゼントです。
例えば、骨折専用の服「KIRARERU」は、骨折をした人のために専門的に作られており、細かい工夫が細部に施されています。
着方はとてもシンプルで、腕を袖に通す必要がありません。普通の服のように、頭を通しボタンを留めるだけで、誰の手も借りずに、一人で痛みなく着替えが完了します(下の動画参照)。
腕や肩、鎖骨を骨折すると、Tシャツに腕を通す、下着のホックを留めるといった、今まで当たり前にできていたことが激痛を伴う作業に変わります。
そんな時、片手でも楽に着替えができるように特別に設計された「機能服」を贈られたらどうでしょうか?
「これで明日から、痛い思いをせずに着替えができる…」
その安心感は、他のどんなプレゼントにも代えがたい、最高の贈り物になります。食べ物や暇つぶしグッズももちろん嬉しいですが、相手の「苦痛」を直接取り除いてあげることこそ、最高のお見舞いと言えるでしょう。
逆に注意!避けるべき「NGギフト」3選
良かれと思っても、かえって相手を困らせてしまう可能性のある品物も知っておきましょう。
手間のかかる果物や食べ物:包丁が必要な果物、調理が必要な生鮮食品など。
普通の服やパジャマ:Tシャツやトレーナーなどの普通の服は、腕や肩の骨折時にはまず着ることができません。
かさばる物や重い物:大きなぬいぐるみや本の全巻セットなどは、置き場所に困ることがあります。
まとめ
今回は、骨折した方へのお見舞いで本当に喜ばれるプレゼントを、経験者の視点から厳選してご紹介しました。
基本は「不便」「退屈」「手間」を解消するアイテムを選ぶ
様々なギフトがあるが、最も感動されるのは「悩みを直接解決する」贈り物
特に「着替えの悩み」を解決する機能服は、最高のプレゼントになる
何よりも大切なのは、相手を思いやるあなたの気持ちです。この記事が、あなたの温かい気持ちを最高の形で届けるお手伝いになれば幸いです。
この記事の執筆者
根本 雅祥(ねもと まさよし)
医学コラムニスト、株式会社エスケア 代表取締役、東京大学大学院 医学系研究科 修了
自身の経験から、骨折や怪我で不便な生活を送る方々のサポートを使命とし、科学的根拠に基づいた情報発信や、生活の質(QOL)を向上させるための製品開発を行っている。